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2006年7 月16日 (日)

ライター仕事ではSkypeの「チャット」を使うべき理由

Skypeは、確かにユーザー間の音声通話が無料だったり、SkypeOutやSkypeInといったフィーチャーが注目されています。が、正直それらの機能はおまけなんじゃないか、と思うようになりました。

例えば、ある書籍を刊行するプロジェクトとして、私(筆者)、ライターまとめ役Aさん、出版社の編集Bさん、デザイナーCさん、場合によっては紹介するプロダクトを発売する会社の広報Dさんなど、多くの人が関わるとします。従来の手法だと、AさんとBさんが話し合いつつ、まとめ役Aさんは私、編集Bさんはまとめ役AさんやデザイナーCさんと随時打ち合わせしつつ、編集Bさんから広報Dさん、あるいは私やまとめ役Aさんから広報Dさんへ不明な内容を問い合わせる、という煩雑なやりとりが繰り広げられます。

こういう場合、多くの場合では電話とメールが駆使されています。記録の残るものはCcして各位に配布したり、急ぎの用事は携帯電話で連絡しあったりしています。

しかし、この作業により、中継ぎ役のまとめ役Aさんや編集Bさんは膨大な量の仕事を引き受けることになります。編集Bさんは、ある程度それが仕事なので仕方がないわけですが、それでもできるだけ負担を軽減すれば早く帰れるし、成果物のクオリティも上がると言うものです。

そこで使えるのはSkypeの「チャット」です。このチャット機能は、一般的なInstant Messengerが備えるインスタントメッセンジャー機能を、ほぼフルスペックで揃えています。特筆すべきは「グループチャットが簡単に実現する」「セッションをまたいだ際の記録が残る」「/alartsoff コマンドを入れておくと、裏で会話が進んでいても邪魔にならない」といったところでしょうか。IRC中毒者には「中座しても記録が残っているIRCのprivate channel」というとわかりやすいでしょうか? 「前に何を話していたか?」というをプロジェクトの集まりごとのコンテクストで取り出せると、非常に便利になります。関係者全員を一つのチャットセッションに集めて集中作業することで、非常に進行が楽になるわけです。

もちろん、同様のことはIRCでも可能ですし、他のIMソフトでも可能だとは思います。ただ、Skypeは多種多様な環境で動く、というのが最大のメリットです。相手がMacだろうと(未だにデザイン業界の方では多いです)、Linuxだろうと(技術物書きには少なからずいます)、これらの機能は利用可能です(ただし、提供バージョンにより、グループチャットに非対応のものもあるので注意が必要です)。そして、もしもうちょっと突っ込んだ議論がしたいのであれば、Skypeで通話をしたり、あるいはSkypecastで会議を建ててしまえばいいわけです。IRCは旧来のインターフェースであり、カジュアルに導入できるものではないという問題があります。やはり、こうした点でもSkypeはかなり飛び抜けています。

他にも、でかい作業ファイルを送受信する際に、下手に他のサーバーなどに負担をかけないP2Pファイル送信なんて機能も魅力ですね。最近ではラフレイアウトはPDFで、なんてのもザラですし、メーカーさんからいただいた資料も、印刷物を想定しているためでかいTIFFファイルがばんばん含まれていたりします。こういうのをメールで送りつけるのはよくないですよね。こういうときもSkypeは役に立ちます。

これらの機能の一部は、他のIMソフトなどで大きく性能を上回っているものもあります。とくにWindows Live Messengerはなかなかいい線いってると思います。しかし、Windows XPでしか動作しないという弱点があります。

ただ、気になるライバルがいます。サイトフィード社のFreshMeatingです。これはSkypeよりも簡便で、Webベースで動作するため、各ユーザーの敷居は低くなるでしょう。一方、有償ソフトウェア(現在はβ版)である上、サーバーの適切な設定が必要、ライセンスがユーザー数別の課金であるというところが、プロジェクトが何人で、誰が参加するか分からない私たちの業界では、ちょっと使いづらいかなあ? という印象を受けます。業態が変わればこれがベストマッチするというケースもあるのだと思います。

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